室町時代を代表する枯山水式庭園である。蓬莱山(ほうらいさん)から落ちる滝、堰(せき)を切って大海に流れ込む水をすべて砂で表し、宝船や長寿の鶴亀を岩組で表した開祖古岳宗亘禅師による室町時代の代表的な枯山水庭園。書院には縁があり庭園との連帯感をもち、座敷あるいは縁に座して庭園を観賞するように造られている。
大徳寺大仙印院は、永正(1504年から1520年までの期間)6年(1509年)に大徳寺76世住職古岳宗亘(こがくそうこう、大聖国師)によって創建された。現在22に及ぶ大徳寺塔頭中、北派本庵として最も尊重重視されるお寺である。
≪出題分野≫
原論:日本の庭園
≪関連用語≫
枯山水
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