土壌を分類する際、砂の割合と粘土の割合で養分や水を保つ力が異なるため、各粒子の占める割合で土壌を分類したものを言う。
分類は礫を除いた土で粘土の占める割合で、5つの土性に分類している。
土壌とその判定法
区分 |
記号 |
粘土と砂との割合の感じ方 |
細土(φ2mm以下)
中の粘土(%) |
親指と人差し指でひも状に伸ばしてみると |
S |
砂 土 |
ほとんど砂だけの感じ |
12.5以下 |
固められない |
SL |
砂礫土 |
大部分が(70〜80%)砂の感じだが、僅かに粘土を感じる |
12.5〜25.0 |
固められるが棒状にはならない |
L |
壌 土 |
砂と粘土が半々の感じ |
25.0〜37.5 |
鉛筆くらいの太さにできる |
CL |
埴壌土 |
大部分が粘土で、一部分が(20〜30%)砂の感じ |
37.5〜50.0 |
マッチ棒くらいの太さにできる |
C |
埴 土 |
ほとんど砂質がない、粘土のすべすべした感じが強い |
50.0以上 |
こよりのように細長くできる |
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≪出題分野≫
原論:地質・土壌
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