露地（ろじ）とは茶庭ともいい、茶室に付随する庭園の通称である。
　本来は路地であるが、江戸時代の茶書『南方録』などにおいてこの「露地」という名称が登場している。これは『法華経』の「譬喩品」に登場する言葉であり、当時の茶道が仏教を用いた理論化を目指していた状況を窺わせる。以後禅宗を強調する立場の茶人達によって流布され、今日では茶庭の雅称として定着している。

≪出題分野≫
　原論：日本の庭園

≪関連用語≫
　茶庭


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